Ch.ムートン・ロートシルト[2003]

シャトー・ムートン・ロートシルト
(CH MOUTON ROTHSCHILD)

シャトー・ムートン・ロッチルド

 格付け 一級(1973年)
 生産者/ワイナリー バロネス・フィリピーヌ・ド・ロートシルト
 ぶどう品種 カベルネ・ソービニョン(77%)、メルロ(12%)、カベルネ・フラン(9%)、プティ、ヴェルド(2%)
(平均樹齢:46年)
 ワイン生産地区 フランス、ボルドー
 ワイン シャトー・ムートン・ロートシルト、ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト、エール・ダルジャン(ボルドーの白)
 偉大なヴィンテージ 2003年、2002年、2000年、1998年、1996年、1995年、1989年、1986年、1982年

【醸造及び育成】
収穫は、手摘みで行い、小さなバスケットに入れます。醸造室に届くと、収穫したブドウはすべて選別台上に載せられて、除梗の前ツルや葉などを取り除いて、完全な実だけが選ばれます。その後、ブドウの実は重力を利用して発酵槽に移されます。発酵槽はすべて木製で、このシャトーのそれぞれの区画のブドウが、政党なワイン醸造の技術に基づいて醸造されます。アルコール醸造は焼く一週間行ないます。
4?5週間の発酵・マセレーションの後で、ワインはオークの新樽に直接移されます。その後、ワインは樽で18?22カ月熟成します。ワインは4カ月毎に1回、定期的に伝統的な方法で澱引きを行ないます。このシャトーの目標は、熟成能力を持つ力強いワインをつくることです。
【歴史】
◆英国人ナサニエル・ド・ロートシルト男爵
英国のロスチャイルド家の一員であったナサニエル・ド・ロートシルト男爵は1853年にシャトー・ブラーヌ=ムートンを購入して、シャトーの名前をシャトー・ムートン・ロートシルトに変え、1922年にはフィリップ・ロートシルト男爵がこのシャトーを購入しました。
◆フィリップ・ド・ロートシルト男爵
1924年にフィリップ・ド・ロートシルト男爵は、初めてシャトーでの瓶詰めを導入しました。1926年には名高いグラン・シェ(奥行き100mの熟成用セラー)を建設し、ムートンを訪れる人の主なアトラクションとなっています。
1933年に、隣接するシャトー・ムートン・ダルマイヤックを購入し、シャトー・ダルマイヤックと名前を変え、所有地を拡大しました。
◆1855年の格付け変更
ムートン・ロートシルトの地位とワインは、故フィリップ・ド・ロートシルト男爵が独自につくりあげたもので、彼がムートンに対し並々ならぬ野心を抱いていたとはいえ、誰も想像ができなかったほどこのシャトーの評判を高めました。1973年にムートン・ロートシルトは公式に一級に格付けされました。その際、ラベルの言葉を『一級にはなれないが、二級の名には甘んじられぬ、余はムートンなり』から、『余は一級であり、かつては二級であった、ムートンは不変なり』と変えています。
◆フィリピーヌ
男爵の没後、娘のフィリピーヌがエルヴェ・ベルローが率いるムートンの有能なチームから並々ならぬ協力を引き続きえています。
◆ムートンの商業的成功
ムートンが商業的に成功した理由は、まずムートンのラベルがコレクターズ・アイテムであることです。1945年以来、毎年ひとりの画家に1枚の絵の作成を依頼し、それがラベルを飾りました。ヨーロッパからは、ミロ、ピカソ、シャガール、コクトー、アメリカ人では、ウォーホル、マザーウェル、1982年にはジョン・ヒューストンが起用されました。
次に偉大なヴィンテージにおけるムートンの豪華さ、三番目には申し分なく維持されたシャトー自体が、その卓越したワイン博物館とともに、メドックの最高の観光地であることです。
ロバート・パーカー『世界の極上ワイン』より

Ch.ムートン・ロートシルト[2003]

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Ch.ムートン・ロートシルト[2003]

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68,250円(税込)
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フランス ボルドー ポイヤック1級/赤/フルボディ
2003年のムートンは、ナタニエル・ロートシルト男爵が、1853年にシャトーを購入してから、150周年という事で、記念ラベルが採用されました。シャトー購入当時の契約文書と、ナタニエル・ロートシルト男爵の写真を組み合わせたラベルデザイン。

28hl/haという低収量でつくられたこの深遠なワインの、ブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニヨン76%、メルロ14%、カベルネフラン8%、プティ・ヴェルド2%。仕上がりPHは3.8、アルコール度数は12.9%(この点ではラフィット・ロートシルトとほとんど同等)、総酸度は3.5である。(ほかの一級シャトーよりはるかに高い)。

2003年はスタイルの点ではムートンの1982年に似ているが、同じ時期のムートンよりやわらかいし、より融通のきいたものになっている。

カベルネ・ソーヴィニョンの収穫の始まったのは1982年、1947年双方と同じ日だった・・・・興味深い一致である。

緑まで黒/紫色をしており、ゴージャスなノーズはエスプレッソのローストと混ざり合った、古典的なムートンらしいクレーム・ド・カシス・リキュールのような趣を思わせる。

この力強い、とろりとした風味は滝のように口蓋を流れていき、途方もない強烈さや力強いタンニンを感じさせる。

この並はずれて素質のある2003年は、いまだに落ち着こうとしている最中だが、まぎれもなくこのヴィンテージで最も偉大な作品の1つである。

私の直感が正しければ、1982年以降で最もブドウの完熟感のある、最も華々しいムートン・ロートシルトである。

予想される飲み頃:2012?2035年
95?98ポイント
『ロバート・M・パーカーJr.著 ボルドー第4版 美術出版社』より抜粋