イタリアワインの普及に努めた ヴィーノ デッラ パーチェの 内藤和雄さんの訃報が飛び込んできました。

先だって試飲会でお見掛けしたばかりでしたが…  驚き、悲しみ、なんだかやるせないです。

ワインの世界に従事し25年。影響を受けた方が次々にいなくなってしまうな~と…シミジミ。

沼田の土田商店さん、土浦鈴木屋の親父、町田の蔵やさん、ソムリエールの第一人者 野田宏子さん、今年に入ってからも 自然派ワインの大御所 勝山さん。そして内藤さん。関わるワイン見るたび思いだす顔がまたひとつ。
ワインって、本来楽しい気分を増幅させてくれる飲み物なんだけどな…。こればかりは仕方ない。


内藤さんが名古屋から東京青山にでてこられたばかりだったと思いますがワイン仲間とサービスの勉強のため、お店に伺いました。

初対面だったのですが
その時のワインに対する熱量が尋常ではなく、圧倒されたのを覚えてます。ペルカルロ。当時主力で扱っていたはずなのに僕の知らないエピソードが満載。

それと、ワインとは無関係ですが、私が 『保護者会のボーリング大会ではじめてボーリングをやったベトナム人とどっこいどっこいのブービー賞💦』だなんて、話をしたら  内藤さんはボーリングが好きらしく
教えますから、これから行きましょう。と真顔で誘っていただきました。
ずいぶん、ワインを飲んだので、そこはさすがにお断りしましたが(行っておけばよかった…)

それから軽井沢に知り合いがお店をオープンするから面倒をみてあげて。と紹介していただいたり
とても気さくな方でした。

その後、内藤さんが様々なコンテストで優勝したり、雑誌やメディアに頻繁にとりあげられるようになるのに反比例するかのように
当店のイタリアワインの比重も低くなってしまい何となく近寄りがたい存在になっちゃったな。と自ら壁を作ってしまいました。

そのことをとても後悔しています。
タツミさんの試飲会でも、もう少し話をしておけばよかった。

安らかにお眠りください。

写真はモトックスさんのサイトからいただきました。

もう1枚 ワインはイタリアではないのですが、
春先の東北ワインのイベントで、『とても丁寧につくったワインだと感じられるね。感心しました』と仰ってた

タケダワイナリーさんのサンスフル ルージュ。

週末はこれをいただきます。

内藤さん安らかにお眠りください。